電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-10-31
光送信器の非線形歪を考慮したPS-QAM信号における軟判定尤度生成の検討
○備海正嗣・松田恵介・松本怜典・吉田 剛・鈴木巨生(三菱電機)
 効率的な信号伝送のため、従来の直交振幅変調(QAM)に対して所要信号対雑音電力比(SNR)を低減することができる確率整形QAM(PS-QAM)が注目されている。PS-QAM 信号で従来のQAM 信号と同等の周波数利用効率を達成しようとすると信号点数が増加するため、光送信器に起因する非線形歪の影響が懸念される。これに対し、トレーニング信号を用いて同相(I)成分と直交(Q)成分について独立に(1 次元で)非線形歪を推定し軟判定尤度生成を行うことで、PS-64QAM における非線形歪の影響を低減できることが示されている。I/Q 同時分布から(2 次元で)非線形歪を推定することで、さらに歪の影響を低減できる可能性がある。本稿ではPS-64QAM 信号に対して2 次元の非線形歪の推定に基づく軟判定尤度生成を実験的に評価し、1 次元の場合と比較したので報告する。