電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-10-16
Phase-Intensity-Phase変調による10モード利得等化
◎周 子涵・岡本 淳・小川和久・富田章久(北大)・若山雄太・釣谷剛宏(KDDI総合研究所)
長距離モード分割多重伝送では,フューモードファイバ中のモード依存損失や,増幅器におけるモード間利得差等によって,モードチャネル間に強度の差が生じると,信号品質が劣化することが問題となる.そのため,モード間強度差を補償するために光パワーの等化技術が必要となる.モード間の光パワー等化技術としては,空間光変調器に表示した強度マスクによって多重化されたモードを選択的に減衰させる手法が提案されているが,この手法では,取り扱うモード数が増加すると各モード間の空間的な重なりが増加し,モードの選択的減衰の性能が低下するともにモード間クロストークが大きくなる.対して,我々は2つの位相マスクと1つの強度マスクからなる,Phase-Intensity-Phase (PIP) 変調を用いた選択的モード減衰器を提案している.本稿では,PIP変調を用いた10モード利得等化に関する数値解析の結果を報告する.