電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-6-16
ベストエフォート通信における公平制御方式の検討
◎岩橋宏樹・栗田佳織・杉園幸司・西原英臣・松尾和宏(NTT)
ベストエフォート通信では,到着パケット毎に通信処理または廃棄処理を行うため,一部のヘビーユーザにより通信帯域が逼迫されるとその他のユーザの通信が阻害され,ユーザ間での公平性に偏りがあるという問題が発生する.従来では,回線容量をユーザ数で均等割りした値でヘビーユーザの通信帯域を制限する手法や最低帯域保証方式により,通信の少ないライトユーザへの影響を抑えている.しかし,ヘビーユーザへの帯域の過制限やライトユーザへの帯域の過確保等が発生しやすく,回線容量を効率的に使うことができない.本稿では,ヘビーユーザ以外への通信の影響を抑えつつ,回線容量を効率的に使用する方式を提案し,シミュレーション評価によりその有効性を示す.