電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-6-13
全二重無線LANにおける端末間のフレーム衝突を抑制するバックオフ手法の特性評価
◎坂倉翔太・眞田耕輔・森 香津夫(三重大)
無線全二重 (FD:Full Duplex) 通信は半二重(HD:Half Duplex)通信に比べてスループットを理論上二倍にでき, CSMA/CA方式に基いたMACプロトコルのFD-MACが提案されている. しかし, FD-WLANに従来のバックオフ手法を適用すると, FD端末の送信機会が増加することによって端末間の衝突が誘発される. これに対し, 我々は衝突を抑制するバックオフ手法を提案した. しかし, この提案では, FD端末のみのネットワークを仮定しているため, HD端末が混在環境における性能評価が行われていない. 本稿では, 提案したバックオフ手法に対して, HD端末とFD端末の混在環境におけるシステム性能を調査する. 計算機シミュレーションにより, 混在環境においても提案手法によってスループットおよび端末間の公平性を向上できることを示す.