電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-5-88
カオスMIMO伝送方式へのSoft Successive Cancellation List Decodingを用いるPolar符号連接に関する検討
○伊藤啓太・岡本英二(名工大)
近年急増する通信の高品質化,周波数利用効率の向上,大容量化の需要に対して我々は,カオスMIMO伝送系の提案を行った[1].カオスMIMO(multiple-input multiple-output)伝送方式はMIMOブロック伝送方式に伝送ビット系列と相関を持つカオス信号から生成したガウス分布に従う信号を変調する電波暗号化カオス変調を組み合わせたものである.我々はこれまでに伝送特性の改善のための一検討としてターボ符号やLDPC符号,Soft Cancellation Decoding(SCAD)による復号を行うPolar符号などの外部符号連接を検討してきた.しかし,SCADによる復号を行うPolar符号ではその誤り訂正能力が十分優れているとは言えなかった.そこで本稿では,低符号長においてCRC符号と連接することで先の符号に比べても優れた誤り訂正能力を発揮するPolar符号のリスト復号を連接したカオスMIMO伝送システムを新たに提案し,BPSK相当の伝送におけるBit Error Rate(BER)を評価する.