電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-5-87
大規模SCMAにおけるEXIT解析を用いたGaBPのIDD構成に関する一検討
◎稲垣慶亮・高橋拓海・衣斐信介・三瓶政一(阪大)
本稿では,大規模SCMA (Sparse Code Multiple Access) における信号検出手法としてGaBP (Gaussian Belief Propagation) を適用する.このとき,GaBP内を伝搬するビリーフの信頼性には奇数系列と偶数系列の間で偏りが存在し,この偏りはGaBP自己繰り返し検出において有利に働く.しかし,GaBPと通信路復号器との間でビリーフを交換するIDD (Iterative Detection and Decoding) へ拡張する場合には,復号器にてビリーフの偏りが平滑化されることにより不都合が生じる.この不都合はEXIT (EXtrinsic Information Transfer) チャートにより把握することができる.そこで本稿では, この不都合を回避する方策を提案し,その有効性をBER (Bit Error Rate) 特性により確認する.