電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-5-76
Reed-Muller符号を用いた低PAPR重畳変調OFDMの設計
◎阿部隆一・落合秀樹(横浜国大)
IoTやM2M等の無線による機器間のリアルタイム通信においては低遅延性が求められる。物理層として有力であるOFDMは周波数利用効率やマルチパス耐性の面で優れているが、信号のピーク電力 (PAPR) が高いという欠点を持つ。文献 [1] では、超直交畳み込み符号(SOCC) とGolay系列を組み合わせることで、低PAPRと低遅延、高符号化利得を達成しているが、符号化率が低いため、シングルユーザ環境では周波数利用効率が低いという欠点を有する。文献 [2] では、Reed-Muller(RM)符号からGolay系列を生成する手法が示されている。本稿では、RM符号をトレリスで構成し、Viterbi復号を適用することで低遅延性を実現するとともに、Golay系列化することで低PAPRを達成する手法を検討する。また、さらなるスループットの改善を目指して重畳変調を用いた階層化伝送を提案し、フレーム誤り率(FER)の解析を行うことで、PAPRと伝送レート、FERの観点から柔軟な設計が可能であることを示す。