電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-5-51
マルチパスの遅延時間推定に基づくチャネル予測に関する検討
◎高野裕太・小川恭孝・西村寿彦・大鐘武雄・萩原淳一郎(北大)
無線通信においては,環境の変化により,チャネルは時変動をする.このようなチャネルに追従するため,パイロットシンボルを頻繁に送出することは,伝送効率を低下させる.この問題の解決法として,未来のチャネルを予測することが挙げられる.マルチパスの分離・予測・再合成を行うSOS(sum-of-sinusoids)法は予測範囲を広げる手法として期待できる.一方,広帯域OFDM伝送では,マルチパスの遅延時間の違いにより,それらの分離を行うSOS法の適用が可能であり,IDFTを用いた手法が提案されている.しかし,IDFTのサイドローブのため特性劣化が生じる.本稿では,各サブキャリアのチャネルの値を用いた連立方程式の近似解により,チャネル予測を行う手法を提案する.