電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-5-46
下り回線非直交多元接続(NOMA)における送信EVMを考慮したビット誤り率特性の評価
◎真山健大・秋元浩平・亀田 卓・末松憲治(東北大)
本稿では,下り回線非直交多元接続 (NOMA) において送信EVMを考慮した受信SNRに対するBER特性を評価し,送信EVMがSIC受信機の受信特性に与える影響を明らかにする.実際の無線通信環境では,送信機内のパワーアンプの非線形特性や発振器の位相雑音などRF回路に起因する送信信号の歪みが生じる.歪みにより送信EVMが増加することで,ユーザ端末(UE)受信機において復調精度が劣化すると考えられる.評価結果より,送信EVMがSIC 受信機のBER特性へ与える影響は高多値変調を適用するほど大きいことを示した.64QAMを適用する場合,BER 10^(-3)点で送信EVMによる受信SNRの劣化を理想状態から1 dB以内に抑えるには,送信EVMを3%以下とする必要があることが分かった.