電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-5-38
HAPSシステムにおけるフットプリント固定のためのサービスリンクアンテナの検討
○星野兼次・須藤渉一・太田喜元(HAPSモバイル)
次世代の通信インフラとして、飛行船やソーラープレーン等の無人航空機を高度約20km上空の成層圏に停留させて通信サービス等を提供する成層圏プラットフォーム (HAPS: High-Altitude Platform Stations)に対する実用化の期待が高まっている。HAPSは成層圏での気流や気圧の影響により姿勢や位置が変動するため、1HAPS当たり複数のセルで構成されている場合、地上に形成されるセルのフットプリントが移動することでエリア内の多数のUEが一斉にハンドオーバ (HO)することが想定される。このためHOによる制御信号の増加や、HO失敗による通信断が課題となる。この対策として、フットプリントが移動しないようにHAPSのサービスリンクアンテナにディジタルビームフォーミング(DBF)を適用する方法が検討されている。本稿では、特にヨーイング(機体の上下を軸とした回転運動)によるフットプリントの移動に耐性のあるアンテナ構成及びDBF制御を提案する。