電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-5-23
ミリ波帯広帯域シングルキャリア伝送におけるアレーアンテナの合成利得劣化評価
◎田中 健(neko 9 Laboratories)・丸田一輝(千葉大)・中山 悠(neko 9 Laboratories)
近年,通信トラフィックの増加による周波数逼迫を背景に,第5世代移動通信システム(5G)やIEEE 802.11では大容量通信を目的とし,ミリ波MIMOの検討・規格化が進められている
ミリ波帯は低周波数帯と比べ,回折損や局部発振器による位相雑音が大きいため,見通し波を用いたシングルキャリア(SC)伝送が有効である.その一方で広帯域のSCはシンボル長が短いため,送信/受信アンテナの開口長よりも短くなりやすく,到来角によっては受信アンテナ素子間で異なるシンボルが受信されMIMOの合成利得の劣化という課題がある.本稿では所期検討としてシングルユーザ1ストリーム伝送において,到来角ごとにミリ波帯広帯域SC伝送におけるMIMOの合成利得の劣化をBERにより定量評価したのでこれを報告する