電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-5-7
電波伝搬特性に基づくグループ秘密鍵共有における盗聴対策の検討
○黒柳啓太・笹岡秀一・岩井誠人(同志社大)
物理層セキュリティの1つとして電波伝搬特性に基づく秘密鍵共有方式が注目されている.その中で,RSSI系列の差分値情報を送るグループ秘密鍵共有方式が提案されている.盗聴局が差分値情報を傍受することで秘密鍵容量の低下する可能性があるが,検討されていない.そこで,本稿では,従来のグループ秘密鍵共有方式における盗聴法について検討する.また,その対策として,RSSI系列を多値量子化・2進符号化したビット系列のXOR情報を伝送するグループ秘密鍵共有方式を提案する.シミュレーションの結果,従来方式では,秘密鍵容量が大幅に低下することがわかった.また,提案方式では,秘密鍵容量が低下しないことが確認でき,提案方式の有用性が明らかになった.