電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-4-41
GHz帯における損失を含む差動線路のFDTD解析法の検討
◎山極大葵・北原 廉(長野高専)・富岡雅弘(秋田大)・中村 篤(アルティメイトテクノロジィズ)・春日貴志(長野高専)
GHz帯におけるガラスエポキシ(FR-4)基板の誘電損失は,信号減衰や線路不整合の要因となっている.電磁界解析手法の一つであるFDTD法の現状としては,FR-4基板における複素誘電率の周波数特性が考慮されておらず,ベクトルネットワークアナライザ(VNA)によって測定した伝送特性と,FDTD解析によって得た伝送特性が一致しない.本報告では,高周波差動線路の損失を含めたFDTD解析について検討した.FDTD解析条件として,線路終端の抵抗素子を面状に構築することで30GHzまで50Ω一定値での解析が可能となった.また,損失を組み込んだFDTD解析による伝送特性Sdd21はVNAによる実測値と一致した.