電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-4-28
M系列変調による再帰反射体検出の距離特性評価と個体識別実験
◎鎗田純輝・西方敦博(東工大)
複数のアンテナを規則的に配列,配線することで電波に対する再帰反射性が得られるVan Attaアレーの応用により,レーダに検出されやすい薄型小型な再帰反射体の実現を目指して試作・評価を行ってきた.再帰反射体の有効性を決めるレーダ断面積は現実的には上限がある.そこで試作した1次元6素子再帰反射体に対し,その伝送線路に設置した電子スイッチをM系列信号で駆動し,ASK変調された反射波をI/Q復調器でホモダイン検波および相互相関処理することで,距離25 m程度での検出に成功した.また,距離による検出信号の減衰も確認できた.さらに,3種類のシンボルレートで制御した受信信号を重ね合わせて信号処理を行ったところ,被観測側と観測側のシンボルレートが一致したときに検出信号のピークが見られ,個体識別に成功した.