電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-4-23
人体通信による筋電義手のワイヤレス制御におけるノイズ対策の検討
◎長井渓之介・村瀬雄亮・安在大祐・王 建青(名工大)
筋電義手とは筋肉の電気信号を取得しそれを基に動作する義手のことであり,筋電信号取得部と義手駆動部の間は,一般に有線接続である.筋電義手の利便性向上の観点から,それを無線化したものをワイヤレス筋電義手という.本研究グループでは10-50MHz帯を用いたIR-MPPM(Impulse Radio-Multiple Pulse Position Modulation)方式人体通信を用いたワイヤレス筋電義手を設計した.300 Hz以下の周波数成分を有する筋電信号の検出電極と,10-50 MHzの周波数成分を有する人体通信信号は,検出電極と送信電極が共用されているものの,周波数成分が異なるためフィルタで分離可能であり,互いに干渉が起きることがないと考えた.しかし,実際に検証した結果,通信信号の筋電信号への混入が観測され,所謂自家中毒が起きた.そこで,その原因究明と対策を行ったので,ここで報告する.