電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-4-16
マイクロ波パルスの照射条件によるマイクロ波聴覚効果の数値解析を用いた検討
◎星 智也・久嶋航平・多氣昌生・鈴木敬久(首都大東京)・佐々木謙介・和氣加奈子・渡辺聡一(NICT)
パルス変調されたマイクロ波帯の電磁波による生体作用としてマイクロ波聴覚効果が知られている. マイクロ波聴覚効果は熱弾性波解析により、熱弾性波でマイクロ波聴覚効果を説明できること、実験で得られた可聴閾値と数値解析による推定結果がほぼ一致していることが確認されている.本検討では人体後方から一様に平面波を照射した場合と局所的な照射をした場合について数値解析を用いて比較を行った. 結果から、局所SARの瞬時最大値は局所的な照射のほうが約1.3~1.5倍高くなり、頭部平均SARの瞬時値は一様平面波の照射のほうが約10倍高くなることが分かった. 今後の課題として、軟組織における粘性係数ηの推定と、実験により本検討の数値解析の妥当性を検討する必要がある.