電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-4-12
安全性評価指標の異なる周波数帯の複数アンテナを用いた通信端末による人体温度上昇
◎舟橋大輔・伊藤孝弘・平田晃正(名工大)・東山潤司・大西輝夫(NTTドコモ)
ICNIRPガイドラインやIEEE規格では,局所電波ばく露における安全性の評価指標として,それぞれ10 GHz,3 GHzの周波数帯までは局所10g平均SAR,それ以降の周波数帯ではTPDを用いることが見込まれる.近年,5Gの実用化に向けた動向に注目が集まっており,28 GHz帯の利用が想定されている.一方で,これまで無線通信に利用されている周波数帯は6 GHz以下であり,今後実用化される通信端末においては,安全性評価指標の異なる周波数帯の複数のアンテナを用いることが想定される.本稿では,実用的な通信端末の電波ばく露による人体の温度上昇についてシミュレーション評価を実施し,今回想定した場合では,周波数ごとの独立な適合性評価が有効であることを示した.