電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-4-8
積層した人工磁性体における透過・反射特性
○伊藤盛通・田中健一郎・松本元一(阪技術研)・山本真一郎・畠山賢一(兵庫県立大)
電磁ノイズ干渉への後付け対策手法として人工磁性体に注目し,試料を積層した場合に特性を事前設計できるか検証した。単位構造には誘電体層を挟んでスプリットリングを対向配置するブロードサイド結合スプリットリングを用いた。誘電体層厚を変えて2種類作製した2次元配列試料について,自由空間法により透過・反射係数を個別に測定した。その結果から、積層した場合の透過・反射係数を伝送線路理論から導出し、実際に測定した値と比較した。その結果、透過・反射係数の両方でピーク位置が概ね一致していることなどを確認した。したがって、今回用いた単位構造の寸法程度であれば、試料の積層による電流経路への影響は小さく、事前に特性を設計できることが分かった。