電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-3-23
リレー型GPSにおける携帯端末の位置情報を利用した測位演算収束時間の低減効果
○村井宣文・杉山隆利(工学院大)
現在GPS(Global Positioning System)を用いたサービスが広く普及しているが,都市部などの障害物が多い環境においては測位に必要な4機以上のGPS衛星から信号を受信することができず測位不可能な場合がある.この問題を解決する手法として,我々はリレー型GPSを提案している.しかし,リレー型GPSの測位演算では従来のGPSと同様に,地球中心の初期位置から最小二乗法を使用して測位演算を収束させるため長い演算時間が必要となる.そこで本稿では,リレー型GPSにおいて,目標のGPS受信機の周辺に多数存在する擬似衛星携帯端末から送信される擬似衛星携帯端末自身の測位結果である位置情報を目標のGPS受信機の初期位置として測位演算する方法を提案し,測位演算が収束するまでの時間が短縮されることをシミュレーションにより明らかにしたので報告する.