電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-3-19
多値変調信号におけるサイクルスリップを低減する位相補償方式
○早馬道也・内田 繁・岡村 敦(三菱電機)
プリアンブルやパイロットを用いずに多値変調信号の位相補償を実現する方法としては
位相探索型の位相補償アルゴリズムが有効だが,探索遅延等により探索初期値と真値と
のずれが大きい場合,サイクルスリップを引き起こす.本稿では位相探索型の位相補償
回路が出力する誤差の累積分布を分析し,対数正規分布に近似できることを明らかにし
た.分析結果に基づき位相推定結果の外れ値除去を行うことで,探索遅延が100サンプル
以上の領域でも誤り率を10^-4以下に抑制可能であることを示した.