電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-2-18
海中電磁界計測装置の実験的研究
○吉田 弘(JAMSTEC)・菅 良太郎・滝沢賢一・松田隆志(NICT)・佐藤 良(JAMSTEC)・児島史秀(NICT)
私たちのグループでは,低周波の電磁波(10 kHzから10 MHz)を用いた海中通信・測位・探査の実験的研究を行っている.この周波数帯における海水の物理特性の研究例は少なく,例えば海水の複素誘電率の調査研究はマイクロ波領域では多くの論文があるが,この周波数帯では非常に少ない.これは研究しても実用性が無かったためと思われる.しかし,近年の研究で,海中で利用するために最適なアンテナのタイプの推定などが進み,この周波数帯の海中電磁波の応用が可能ではないかと思われてきた..
以上のことから,海中の電磁波応答特性を詳細に検討するために,海中でベクトル電圧・電流から複素誘電率を計測できる現場型計測器の開発を進めている.今回の発表では実機の概要とテストデータを解説する.