電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-2-2
航空機SARによる海面後方散乱断面積モデルの検証
○灘井章嗣(NICT)
海上風は海洋環境に重要な情報であるが、沿岸域では地形の影響により、海上風が小さな空間スケールで変化する。従来の計測手法では空間分解能の低さから有効な計測が難しかったため、高分解能計測の手段として合成開口レーダ(SAR)を利用する研究が進んでいる。SARによる海上風計測で使用される海面後方散乱断面積モデルは統計処理により開発され、その依存性は直接計測されたものではない。本研究では、航空機搭載合成開口レーダPi-SARで短時間のうちに複数のレーダ照射方向から観測したデータより、海面後方散乱断面積の入射角及び相対風向に対する依存性を算出し、X-band SARのために開発された海面後方散乱断面積モデルXMOD2と比較した。