電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-1-13
920MHz帯電波伝搬における樹木の2次元解析モデルの検討
◎城 照貴・島崎仁司(京都工繊大)
樹木中の920MHz帯電波伝搬特性を2次元FDTD解析し,葉の集合を2通りにモデル化したものでその損失特性を比較している.モデル1はn個のセルのうち1個を葉,(n-1)個を空気と考え,そのパターンの集合を樹木とする.またモデル2は樹木全体を葉と空気の中間の電気特性をもつ媒質と考え,葉の誘電率・導電率を1/nにしたものとする.計算の結果、モデル2の密度を拡大させると両モデルは似た損失特性を示し,葉と空気の混合したモデルはその密度を5倍にした一様な誘電体モデルで置き換えられるという結果を得た.この結果は樹木を3次元モデル化する際の参考になり,また伝搬特性の結果は農場における無線ネットワークの構築に有用である.