電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-20-9
パイプライン型剰余乗算器を用いたペアリング計算器のFPGA実装に対する圧縮自乗算の高速化
○奥秋陽太・坂本純一・吉田直樹・藤本大介・松本 勉(横浜国大)
様々な付加機能を持つ暗号は高機能暗号と呼ばれ,例えばクラウドサーバ上でセキュアに検索処理を行うためなどに需要が高まっている.公開鍵暗号を発展させた高機能暗号の多くは,計算コストの高いペアリングという演算を用いて構成されており,ペアリングの高速実装が高機能暗号の本格的実用のための鍵である.現在,最も高速な254ビット素数BN曲線上のOptimal AteペアリングのFPGA実装は,長浜らの報告で提案されたものである.本報告では,長浜らの実装において,圧縮自乗算のスケジューリングを変更することにより,ペアリングの高速化がわずかながら可能であることを示す.