電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-20-6
意図的な電磁波注入による漏えい情報の制御に関する基礎検討
◎硲 マーティン(奈良先端大)・衣川昌宏(仙台高専)・藤本大介・林 優一(奈良先端大)
TEMPESTは機器からの非意図的な電磁放射により情報漏えいを引き起こす。その情報漏えいが生ずる周波数は、電磁波の相反性により、漏えいとは逆の伝搬方向で電磁波を注入できる可能性がある。本稿では、情報機器一般に用いられるマイコンを対象として、TEMPESTでの情報漏えいをもたらす信号源を構成するトランジスタ等の回路に着目する。そのトランジスタに外部から搬送波となる電磁波を注入することで、ターゲットとなる信号を変調信号とした振幅変調波を生成させる。さらにその変調波を機器外部に放射させることで、漏えいする情報を制御できることを実験で示した。