電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-20-2
カメラに対するフリッカ・ノイズを用いた人物検出の妨害
○榊原弘貴・吉田康太・汐崎 充・白畑正芳・久保田貴也・藤野 毅(立命館大)
近年,画像認識技術の大幅な精度向上により,防犯や予防安全用途へカメラシステムの応用が進んでいる.一般的なカメラは撮像素子としてCMOSイメージセンサを使用しているが,光源の高速点滅の影響でフリッカ・ノイズ(カメラの画面上に発生する縞模様)が発生する事が知られている.防犯や安全に関わる重要なカメラシステムに対して光源を意図的に点滅させ,フリッカ・ノイズを付加することで,認識機能を低下させる攻撃手法の可能性がある.本稿では,フリッカ・ノイズによって発生した画像上の縞模様が画像認識機能に与える影響の評価を行う.光源の点滅の周期,点灯/消灯の明るさ比,時間(Duty)比を制御して発生する画像上の縞模様パターンが機械学習技術による人物検出に与える影響を実験により確認した.