電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-19-16
災害救助通信用MANETプロトコルAODV-SOSにおける複数経路使用の提案
◎笠間洸也・行田弘一(芝浦工大)
災害時などにおいて携帯電話を用いた通信が不可能な場合,その代替通信手段として期待できる技術にMANET(Mobile Ad hoc Network)がある.既存のMANETのルーティングプロトコルは宛先IPアドレスが既知であることを前提に設計されており,災害時には必ずしもそれが既知であるとは限らない.そのため我々は,宛先IPアドレスが不明な場合にも特定の端末に対してSOSパケットを送信することで経路構築を可能とするルーティングプロトコル(AODV-SOS)を提案し,その性能を向上させるためパラメータ最適化を行った.本稿では,災害時において被災者の持つ端末から救助隊の持つ端末への通信をより確実に行うため,AODV-SOSにおいて複数の経路を使用してデータ転送を行う手法を提案する.