電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-18-8
局所センサ用マニューシャ抽出精度向上に関する一検討
○渡部進一・横田吏司(ASTEM)・吉嶺達樹(DDS)
近年,スマートフォンのロック解除やオンラインストアでの決済において,ボタンや背面の局所センサにタッチして指紋の一部だけを使った指紋認証が利用されている.一方,これまでの指紋認証では指を押し付けて読み取るエリア・センサや指を滑らせて読み取るライン・センサが使われ,指の大半の領域を使った指紋認証が利用されてきた.局所センサを使ったタッチ操作で得られる局所領域の指紋を使う場合,従来の指全体を前提とした認証アルゴリズムは必ずしも認証性能が良いとは言えない.マニューシャと呼ばれる指紋の隆線における端点および分岐点の位置関係を認証に利用するマニューシャ方式では,マニューシャの抽出精度が認証性能に大きく関係している.本稿では局所センサに対応したマニューシャの抽出精度改善と認証性能向上を報告する.