電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-18-4
容量結合型電極による心電図計測
○大木奏人・道脇健太・服部励治(九大)
疾病の早期発見や予防,日頃の健康維持・管理を目的として生体情報をモニタリングすることが重要だが,そのひとつに心電図が挙げられる.心電は自律神経(交感神経と副交感神経)と深い結びつきがあり,眠気やストレスを検出する有効な指標である.しかし,従来の心電図計測では粘着性ゲルやペースト等により電極を皮膚に接着する必要があり,装着時に不快感を与えるだけでなく,かぶれやかゆみを招く恐れがあり連続的な使用には向いていない. しかし,容量結合により人体と電気的に接合すれば,電極を直接,皮膚に接着する必要はなく,衣服の上からでも計測可能となる.本稿では,容量結合型電極による心電計測を試み,その計測回路とフィルターの最適化を行った.