電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-16-1
造影能の違いを評価する理論式の検証
◎佐藤佳希(名大)・西本卓也・森 政樹(名大附属病院)・藤井啓輔・川浦稚代・池田 充・今井國治(名大)
非イオン性ヨード造影剤の造影能はヨード含有量のみに依存すると言われている。しかし、ヨード含有量が同じでも造影剤の種類によって造影能が異なるとの報告がある。以前、筆者らは造影剤の薬剤物性をもとに造影能を評価する理論式を導出し、造影剤の分子構造も造影能を支配する要因であることを示唆した。しかし、この理論式に関する詳細な検討は行っていなかった。そこで本研究では、様々な種類の造影剤で取得した脳血管ファントム画像を対象に、理論値と実測値がどの程度一致するかを議論し、理論式の正当性について検証した。その結果、両者はよく一致し、理論式には正当性があり、造影能は造影剤の分子構造に依存することが明らかとなった。