電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-11-2
親近性の高い図形の認識における回転効果の検討―継続的見本合わせ課題における反応潜時に着目して―
◎竹原繭子・澤畑博人・赤間仁美・長谷川良平(産総研)
我々の研究グループでは、意思伝達装置「ニューロコミュニケーター®」の開発を行ってきて,その臨床研究の過程において参加する想定ユーザーの方々が寝ながらパソコン画面で視覚刺激を見たりする場合、健常者とは異なり、像が回転した状態で提示される場合が多いことに気付いた。そこで本研究では親近性の高い視覚刺激が回転して提示された時の影響を反応時間や正答率に着目して解析を行った。解析の結果、反応時間は画像の正立(0度)、倒立(180度)、その他の角度の順で反応時間が短い傾向があった。以上の研究より、可能な限り正立画像で提示することによって、患者の視覚認知が円滑にされ、解読性能が向上される可能性がある。