電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-10-5
積算値と差分値を用いるノンパラメトリック回帰に基づく収穫量推定の検討
影島聖也・○山崎悟史(沼津高専)
昨今,災害被害などの影響を軽減すべく,農業IoTデータを分析し,作物の収穫量予測手法の確立が望まれている.これまで筆者らは,作物の収穫量が環境の短期的な変動の影響を受けるというモデルに基づき回帰分析に差分値の導入を提案し,施設栽培イチゴを対象に,収穫量推定手法の観点で従来の積算値のみ用いるモデルと比べて提案手法の優位性を示した.本稿では,さらなる収穫量推定精度の向上に向け,2つの検討を行った.まず,データ解析前の前処理として平均化を施し,その効果を確認している.次に,学習アルゴリズムとして用いるノンパラメトリック回帰において滑らかさを決める平滑化パラメータを,一般化クロスバリデーション(GCV)値を最小化することにより算出し,それを用いた収穫量推定精度について考察している.