電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-8-5
ハイパースペクトルを使用した卵巣がんの悪性度分類
◎中矢大輝・堤内彩薫・佐鳥 新(ハッピーサイエンスユニバーシティ)・三枝 信・吉田 功・横井愛香(北里大)・加納正城(Digi-Tapir)
病理診断は2年以上のトレーニングを積んだ病理医により行われる。病理医は染色された組織を顕微鏡等を使用し観察し、主に形態学的に分類を行う。
卵巣がんは、表層上皮性の組織型として、漿液性腺癌(SC)、粘液性腺癌(MC)、類内膜腺癌(EC)、そして明細胞癌(CCC)を持つ。これらの病理的な分類は必ずしも化学療法(抗がん剤治療)の感受性と一致しないため、細胞の悪性度を分類できていないとの指摘もある。
先行研究により、100バンド以上の分光情報を有するハイパースペクトルデータの解析により、大腸腺上皮細胞のガン化グレードの識別可能性を示した。
本稿では、病理診断のサポート機器の実用化を目指し、卵巣がんにおけるハイパースペクトルデータによる悪性度分類とその評価を目的とする。