電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-7-3
AES暗号への故障差分攻撃のモデル化と攻撃回数の評価
◎羽田野凌太・庄司奈津・李 陽・菅原 健・崎山一男(電通大)
暗号ハードウェアに対する物理攻撃が脅威とされている.物理攻撃の一つとして,故障差分解析がある.物理攻撃において,鍵の復元に必要な攻撃回数を評価することは,攻撃者の解析効率や暗号アルゴリズムの攻撃耐性の評価に繋がる.しかしながら,物理攻撃を正確に模擬するシミュレーション環境を構築することは難しい.これまで,正確な攻撃回数の導出を狙った物理攻撃モデリングが提案されている.そこでは,各偽鍵が生存モデルに独立に従うものとし,プロービング攻撃における攻撃回数の下限値が導出されている.本稿では,AESに故障を注入する場合の故障差分解析に対して,生存モデルを適用し,攻撃回数を導出し,評価を行う.