電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-1-10
ストカスティック演算に基づくインバーティブルロジック回路の構成
◎西野海斗・鬼沢直哉・羽生貴弘(東北大)
出力から入力へ信号が逆伝搬できる可逆的な演算方式の一つとして,インバーティブルロジック(invertible logic; 以下IL)が知られており,その特徴より素因数分解や線形回帰問題等への応用が期待されている.しかしながら,現状は特殊なデバイス(磁気トンネル接合 素子等)の物理特性を直接利用して回路実装する方法しか知られておらず,ILベース大規模回路実現とその数学的性質等を調べることが困難であった.本稿では,大規模回路実装が容易なストカスティック演算方式を利用してIL回路を実現する方法(CMOS-ILと呼ぶ)を提案すると共に,その実現例を交えて,IL論理の動作検証を行った結果を示す.