電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
N-2-2
リカレンスプロットによるてんかん発作脳波の規則性解析
◎花待宏典・森 康久仁(千葉大)・原田 元(脳波計量解析研)・松葉育雄(秀明大)
てんかんとは,脳の一部に起きる異常な神経活動により発作を起こす症状であり,一般的な神経疾患の中の一つである.てんかん脳波はカオス性を持つと言われているが,これまで十分な検討が行われているとは言い難い.カオスとは,少数自由度の決定論的システムから複雑な挙動を示す現象のことを指す.てんかん患者の脳の活動に対してカオス性を解析することで,てんかんの決定論的システムを捉え,メカニズム解明や予測などに期待ができる.本研究では,てんかん患者の脳波データに対してカオス解析の一つであるリカレンスプロット解析を適用し,平均的特徴の抽出とてんかん発作前後にかけての脳波の特徴の変化を明らかにした.