電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
N-1-14
スケールフリー性とクラスタ性が共存するネットワーク上での情報拡散の解析
◎石黒 譲・島田 裕・藤原寛太郎・池口 徹(東京理科大)
近年,人と人のつながりをネットワークとして捉えることで,ネットワーク構造が情報拡散に与える影響を解析する研究が行われている. 例えば,Centola は社会実験において,情報を拡散しやすいのは格子形ネットワークであるという結果を示している.我々は既に,他の頂点から受け取った情報の数に応じて,情報への関心度が変化する数理モデルを提案し,Centolaの社会実験が再現できることを示している.そのモデルでは,他の頂点から受け取った情報の数のみに着目しているが,本稿では,より現実的な状況を想定し,関心度が頂点の次数に応じて変化するようモデルを改良する.さらに,スケールフリー性とクラスタ性が共存するネットワーク上での情報拡散について調査した.