電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
N-1-12
複雑ネットワーク解析による異言語間の比較調査
◎多々良真弓美・島田 裕・藤原寛太郎・池口 徹(東京理科大)
現実世界のつながりを頂点と枝からなるネットワークとして捉えて解析を行う複雑ネットワークに関する研究が盛んである.対象とする現実世界のつながりには,言語も含まれる.例えば,単一の言語に着目した複雑ネットワーク解析がある.一方,異なる複数の言語をネットワーク構造から比較した研究もある.先行研究では,日本語と英語の文学作品から言語のネットワークを作成し,ネットワーク構造から日本語と英語の比較をしている,しかし,内容や年代,文章の長さが異なる文学作品で比較を行っている,2言語のみの比較となっているなどの問題がある.そこで本稿では,異なる言語に翻訳されている作品を対象としてネットワーク化を行い,比較調査を行った.具体的には,日本語,英語,フランス語,ドイツ語,オランダ語,フィンランド語の6言語を対象とし,複雑ネットワークの指標を用いて比較した結果を報告する.