電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-15-9
皮膚のモデル化の脳波源推定精度に与える影響
○大幸裕季・平田晃正・伊藤孝弘(名工大)
近年,医療・産業分野において脳活動から生じる生体信号の有効活用が進んでおり,中でも脳波(EEG)は測定装置が簡便であり広く利用されている.脳が活動する際,灰白質では神経物質の受け渡しが行われ,その際に微小電流が生じる.この現象は,EEGでは頭皮表面の電位変化として観測される.脳活動部位を推定する際は、Lead Field Matrixという脳内電界強度を求める手法を用いる.EEG の計測において,電極のインピーダンス調整を目的として皮膚と電極の間に生理食塩水を塗布しているが,皮膚も生理食塩水の浸透によって導電率が変化する可能性がある.本稿では,電極が貼付されている皮膚の導電率の変化が脳活動部位の推定精度に与える影響を検討した.