電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-15-8
直接脳電気刺激における有効性の検討
◎沓名崇晴・Jose Gomez-Tames・平田晃正(名工大)
近年,脳腫瘍の摘出手術の方法として,覚醒下手術に関心が寄せられている.この手法は,意識のある患者の脳組織に直接電気刺激を与えた際の患者の反応を見ることで,当該組織を運動機能,言語機能などの喪失を引き起こすことなく除去できるかどうか検証しながら行う手術である.同手術における電気刺激には,単極および双極電極が用いられる.しかし,腫瘍が隣接する脳組織を変異させ,正常な場合と比べ神経が皮質表面から深い位置に存在する場合がある.本稿では,現実的な頭部モデルを用いて電気刺激を行った際の脳内誘導電位を計算し,これに対するさまざまな脳の深さに配置した神経モデルの反応を見ることで深部の神経を効果的に刺激する電極構成について検討した.