電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-14-13
表面波共鳴型テラヘルツ波制御デバイスの透過特性
○四方潤一(日大)・時実 悠・南出泰亜(理研)
回折限界を超える超高解像度のテラヘルツ波イメージングには,表面電磁波モードを用いた近接場制御が有効である.我々は,これを実現する「スーパーレンズ」デバイスとして,微細孔の周囲に円形回折格子を施したテラヘルツ帯表面プラズモン共振器の研究を行ってきている.これまでにFDTD(時間領域差分法)解析で得たTHz帯透過スペクトルの角度依存性を,今回,周波数可変テラヘルツ波光源を用いて実験的に調べ,共鳴ピークの分裂を初めて観測した.回折格子により波数変調された表面プラズモンの分散関係から決まる共鳴波長を実験結果と比較し,観測されたピーク分裂がゾーン折返し効果に起因することを明らかにした.