電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-12-11
前置増幅回路・識別再生回路の一体化設計による低消費電力化の検討
◎小林遥希・大川典男(都立産技高専)
 受信回路の構成要素である識別再生回路の単体設計では、所要BERを満たす入力振幅を表した識別電圧を高く設定するほど低消費電力化が図れる傾向にあるが、前置増幅回路に高利得が要求され、前置増幅回路の消費電力が増大する。そのため、両者を一体化設計し回路全体として低消費電力化を図るために最適な回路パラメータと識別電圧を検討した。検討回路として前置増幅回路にはソース接地回路、識別再生回路にはトランスファーゲートを用いて構成されたマスタースレーブ型D-FFを縦続接続した回路を用いた。10[kHz]から100[MHz]程度の動作領域では前置増幅回路で識別電圧を高く設定し識別再生回路の消費電力を低減した方が、1[GHz]程度の動作領域では前置増幅回路の利得を抑えその消費電力を低減する方が、全体の消費電力は低減されることが明らかとなった。