電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-12-8
60GHz帯CMOS電力増幅回路の低電圧動作
◎香原翔太・高野恭弥・天川修平・吉田 毅・藤島 実(広島大)
低電源電圧は回路の低消費電力化に効果的である.また,電力増幅回路において、トランジスタを低電圧動作させることは信頼性の向上にもつながる.三重富士通セミコンダクター株式会社の提供するDDC 55nmプロセスを用いて60GHz帯で動作する電力増幅器を試作し,低電圧化とPAの特性の関係を検証した.実測により,小信号利得とPsatはドレインバイアスに対して単調に増加するが,PAEとIP1dBはある電圧で極大値をとるという結果が得られた.ソースの伝送線路やゲート幅のパラメータを調整することによって,PAEを最大化するバイアス電圧をより小さな値にすることができれば,さらなる低電圧駆動が期待される.