電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-12-7
3次元ストライプドインダクタを用いた24GHz低位相雑音電圧制御発振器の検討
○坂本裕太・伊藤信之・森下賢幸・小椋清孝(岡山県立大)
近年の無線技術の発展に伴い、低位相雑音高周波電圧制御発振器が要求されている。低位相雑音高周波発振器を実現させるために通常、厚膜メタルのインダクタを用いている。ただ、20GHz以上の高周波領域においては厚膜メタルを用いてもQ値の劣化により、位相雑音の劣化が顕著に表れてしまう。またディジタル回路では厚膜メタルは不必要であるために高周波回路を搭載したミックストシグナルLSIのコスト高騰を招く。そこで本研究では、表皮効果を抑制するとともにコストダウンを図るために、薄膜メタルを分割した、3次元ストライプドインダクタを用いた発振器の検討を行った。その結果、20%の電流増で厚膜メタルを用いた発振器と同程度の位相雑音を得ることが分かった。