電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-2-10
一つの90°ハイブリッドで構成するアナログ振幅可変移相器
◎富田翔晴・宮路祐一・田村昌也(豊橋技科大)
急速な通信の大容量化に対するニーズに対応する手段として注目されている全二重無線通信には送受信アンテナ間の干渉を低減するべく,高い分解能で振幅と位相を制御する必要がある.高分解能を実現する場合,異なる線路長をスイッチで切り替えて位相を制御するビット位相器では無数の位相調整線路を切り替える必要があり,さらに振幅を可変する場合,回路の複雑さから現実的ではない.本報告では一つの90°ハイブリッド(HYB)で構成する振幅可変移相器を提案する.提案回路はHYBの終端に可変キャパシタを,λ/4ごとに四つの可変抵抗を置く.この回路を回路シミュレーションおよび試作により検証したので報告する.