電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-2-3
変調波周波数増幅器を用いた低歪電力増幅器
○鳥居拓真・半谷政毅・稲垣隆二・山中宏治(三菱電機)
広帯域無線通信に適用可能な低歪電力増幅器を提案する。無線通信装置では送信信号を増幅するために電力増幅器が用いられるが、信号電力の増加に伴って、電力増幅器の非線形歪(IM3)が増大し、信号品質が劣化する。電力増幅器のバイアス回路が有する離調周波数での低周波インピーダンスを低く保つことで、IM3を低減できることがしられており[1]、従来では短絡コンデンサが多用されてきた。しかし、DC電源のインピーダンスや、コンデンサの周波数特性によりバイアス回路は共振を有する特性となり、高離調な信号に対してIM3が劣化する問題がある。昨今の無線通信の広帯域化に伴い、高離調時におけるIM3の低減が要求される。そのため、バイアス回路の周波数特性に依存しない、広帯域に低歪な特性を有する新たな電力増幅器が必要となっている。