電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
BI-6-1
データセンターの光通信技術
佐伯尊子(ブロードバンドタワー)
人やモノが発信するデータは, WANを経由してLANやSANのプロトコルに変換され,データセンター内に格納,再利用される.近年はIoTの低速かつ容量の少ないデータを取り込む,あるいは高精細動画などの高速大容量のデータを伝送するなど,データセンター内を流れるデータの種類や速度も千差万別である.このように多岐に渡るデータを格納・再利用するために必要な光技術として,分岐が出来るCSコネクタ技術,また,低消費かつ大容量スイッチングが可能なSi-Photoによる光モジュール技術,そして各ベンダーが自社独自の技術で機能を展開するのではなく,SD-WANを考慮し,ベンダーやユーザが参加するオープンな中で議論・設計した機器がデータセンターで利用できるしくみが出来ていることを説明する.
BI-6-2
アニクスターユニバーシティー データセンターカレッジ-Anixterが考えるデータセンターのケーブルデザイン-
秋山 直(ANIXTER International)
ITケーブルを中心に世界50カ国以上でビジネスを展開するグローバルディストリビューターAnixterが提供しているセミナー"Anixter University"の中から,本講演ではデータセンターのケーブリング設計,最新動向,特にファイバーケーブルに関する内容について説明する.
BI-6-3
データセンターの技術進展にともなうケーブリングインフラの展望
安斎宏之(CommScope)
データセンターの老朽化および最適化にともなうネットワークの見直しが発生している.ネットワークの更改にともなうケーブリングインフラの改修や再構築も同時に課題となってきており,技術面だけではなく,新しい考えや手法,更にはビジネスに直結した戦略も求められてきている.本講演では,現在のデータセンター市場から今そして将来に求められるデータセンターに対応したケーブリングインフラについて説明する.
BI-6-4
高密度実装と操作性を両立する光ファイバソリューション
新田喜代志(Panduit)
昨今のデータセンター配線においては,高速ネットワーク対応に伴い光ファイバの使用割合が増加している.光ファイバ配線は,従来,光コネクタの小型化による高密度化が進んでいるが,今後のデータセンターにおいては更なる高密度化が求められる.本講演では,高密度実装を実現するモジュール型光ファイバ配線システムと,高密度化により損なわれてしまう操作性を解決する光ファイバパッチコードについて説明する.
BI-6-5
将来の高速化/大容量化トラフイックに求められる設備技術
西野嘉勝(Equinix)
世界の情報通信はインターネット及びモバイルを中心に,高速化及び大容量化が右肩上がりに伸びている.一方,日本では2060年には人口が8,000万人代に減少し,少子高齢化が益々加速し,高齢者はモバイルを用いた情報取得に代わりAIを用いたシステムの利用が飛躍的に伸びると予想されている.その際,情報通信に求められることは「安定通信」「安全通信」「必要な情報の正確・瞬時入手」である.これらを支える設備技術は「高いAvailability」「より広い設備情報公開」「確かな情報入手」が基本となる.本講演では、設備技術を支える弊社の取り組みを中心に説明する.
BI-6-6
DCDC/Data Center Design Consultantに求められる領域とANSI/BICSI002
武井 塁(BICSI Japan)
通信配線業界団体のBICSIが展開する,データセンターのコンサルタント資格(DCDC)は,多岐にわたるデータセンターの各領域について,全方位で理解できていることを証明する資格である. 資格保有者の活躍の場は,米国にとどまらずグローバルに拡大しており,DCDCをはじめとするデータセンターのコンサルタントから高い評価を得ている.オープンな規格である「ANSI/BICSI002-2014「Data Center Design and Implementation Best Practices」(データセンターの設計及び構築のベストプラクティス)」の解説を通して,データセンター業界の規格・標準化の動向について述べる.