電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
BI-2-6
人体通信用ウェアラブル電極の周波数特性と生体安全性
○越地福朗・藤田佑輔(東京工芸大)・越地耕二(東京理科大)
本研究では,人体通信用のウェアラブル電極に着目し,人体通信を100 MHz以下の低周波数帯で,PANやLANなどの外部ネットワークとの通信を100 MHz以上の高周波数帯で行うことを想定し,人体通信用ウェアラブル電極の5 MHz〜5.5 GHzにおけるウェアラブル電極の周波数特性(反射特性S11),および,電界強度分布,放射効率,生体安全性の検討を行った.その結果,新たな通信用アンテナや回路基板上にスリットを追加することなく,1.03 GHz,1.93 GHzにおいてウェアラブル電極の構造長によって決まる共振が得られ,電極の人体装着時であっても人体近傍に配置された携帯機器内蔵アンテナと同等の放射効率が得られることを確認した.また,ウェアラブル電極の出力電量を第三世代携帯電話の最大出力である250 mWとしたとき,四肢における局所SARの制限値である4 W/kg以下であることを確認した.