電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
BI-1-1
多周波近距離レーダの各種産業分野への応用開発
○秋田 学・稲葉敬之(電通大)
電気通信大学稲葉研究室では,多目標対処能力・耐干渉性に優れ,遠距離性と高距離分解能という原理的に相反する能力の両立を可能とする多周波ステップCPC方式を提案し,従来法に比べ同一電力・周波数帯域幅にて約1.7倍の検知距離延伸を可能とすることを実験的に明らかにしている.本方式は近年法整備がなされ広帯域化された79GHz帯(4GHz幅)に適合する新たなレーダ変復調方式の基盤技術となりうる.同変復調方式を搭載した実時間動作可能な多周波ステップCPCレーダ(60GHz/76GHz帯RF部+リアルタイム信号処理装置)を開発し,遠距離における高距離分解能性能について実験的に検証している.本方式を簡素化し価格競争力を高めた多周波CW方式や2周波CW方式を各種センサ(列車速度計,重要施設等の侵入監視センサ,探査機の着陸時の高度計など)への応用研究も行っている。