電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-18-26
近傍保存原理に基づくパッシブ RFIDを用いた転倒検知
◎鴨居啓人・豊田健太郎・大槻知明(慶大)
高齢化社会の進展に伴い,転倒事故を検知する技術の必要性が高まっている.転倒検知は,室内カメラやモーションセンサを用いた方法が一般的であるが,プライバシーの侵害やセンサの装着負担などの問題がある.カメラやセンサ装着が不要な転倒検知技術に RFID を用いたものがある.これは RFID タグを壁や床など,リーダがタグを読み取れる位置に設置し,リーダと RFID タグの間で起きる転倒を検知するものである.従来法では,高精度な転倒検知を実現するために,さまざまな日常行動パターンを学習する必要があった.本稿では,タグ同士の配置を考慮する近傍保存原理を用いることで,様々な行動パターンを学習することなく,高精度な転倒検知を実現する手法を提案する.